Artistic Hawaii  アーティスティック・ハワイ

愛するハワイをイラストにしてみました。完全オリジナルです。

Category: 楽園への扉★キラウエア

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楽園への扉★遥かなるキラウエア








誰が思うだろう

遥か昔、この大地が

神の怒りに覆い尽くされていたという事を



穏やかに

あまりにも穏やかに時は刻まれる



誰が知るだろう

この神が気まぐれだという事を・・・・





ハワイ島キラウエア火山に住むという火の女神ペレ。

彼女は気まぐれです。

優しい時もあれば急に烈火のごとく怒りだし、怒髪天に達することがままあるそうです。

こんな神話があります。

昔、ホルアという草スキーというか草の上でするボディボードのような遊びが流行っていたそうです。

ある村の若者2人がこのホルアの名人で女の子を連れては毎日この遊びに興じていました。

彼らの歓声を聞いていたペレはいても立っても居られず、彼らの元にゴージャスな美人の姿で

現れました。実はペレさん、このホルアという遊びが大好きだったんですね。

ペレはまず一緒にいた女の子達をその美貌と迫力のこもった目力で圧倒します。

女の子達はすごすごと退散し、若者二人はこのゴージャスな美人に心を奪われていきます。

なんとかこの美人を自分のものにしたい若者たち。毎日ホルアを楽しみ、彼女の気を引こうとします。



しかしある時、2人の若者はふと気づきます。

この美女はあまりにも機嫌がころころ変わる。気まぐれである。些細な事でも猛烈に怒りを

爆発させる事がある・・・・。そこはかとなく醸し出される威厳・・・。

そして彼らは確信を持ちます。

この女はペレの化身だと!


二人はこの美女から距離を置こうと考えます。

しかしペレは黙っていません。彼らの心変わりをいち早く察知し、彼らを無理矢理呼び出し

ホルアを続けさせます。とうとう草原は熱くなり、火がつきだします。

それでも彼らは許してもらえません。

ふと気づくと、ペレの顔は先程までの美しさとはかけ離れた恐ろしい形相に!

髪の毛は熱風にはためかき、体中には炎が巻きつき、吐く息は黒煙という恐ろしい姿に・・・。

怯え震える2人の若者。

しかし彼らは最後の勇気を振り絞り、その場から逃亡します。

ペレの怒りは溶岩の奔流となり、彼らの村は全滅。

彼らはさらに海へと逃げます。しかし海に入る目前で彼らは遂に溶岩に呑み込まれてしまいました。

嗚呼!



その2人をのみこんだ溶岩の後が今でも「ペレの丘」として残っているそうです。





今、ハワイは平和です。

でも忘れてはいけません。

彼女が気まぐれだってことを!







<Shimtyの独り言>

あれ?そういえば周りにいるよなあ・・・・。





PS

みなさーん!

明日以降ぼちぼちお邪魔できると思いまーす。

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楽園への扉★ネネの足跡 その2





キラウエアのハレマウマウ火口トレイルです。

ここにもネネの看板がありますね。

DO NOT FEED NENE

「ネネに餌をあげないで」



ネネとはハワイ固有の鳥です。

しかも生息数が少ない絶滅危惧種です。



ネネは人懐こい鳥で、餌をあげると容易に近づいてくるそうです。

人間から餌をもらう事を憶えると、車が通るたびに車道に飛び出し轢かれてしまうことも考えられます。

かわいいからといってむやみに餌をあげないようにしましょう。



他にもこんな看板もありました。

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楽園への扉★オーラの洞窟



サーストン・ラヴァ・チューブ(ハワイ島・ヴォルケーノ)







地球は生きている

流れる赤い血だって持っている

その熱い血潮は触れるものすべてを焼き尽くす

慈悲を乞うても

祈りを捧げても

それは止まりはしない

行く手を阻むものすべてを焼き尽くす

それこそが生きている証なのだ








サーストン・ラヴァ・チューブはヴォルケーノ国立公園の東側に位置します。



地表から約6,000kmの地下には4,200℃にも達する灼熱のマグマが息づいているわけですが

その昔、ここに流れてきた溶岩が周りから冷えて固まって行き、まだ熱い中心部はそのまま流れ

このようなトンネルを形成したといいます。

遥か昔、ここを通ったんですね、あっつーい溶岩も。なんだか不思議です。

ちなみにサーストンとはこのヴォルケーノ国立公園制定に力を尽くした

ホノルルの新聞社のオーナーの名前だそうです。



このトンネル、ある事でも有名です。

そう、あのスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんが訪れた場所なのです。

そうなんです!

見えるんです!

なにがって!?

オーラです!!



このスピリチュアルなトンネルに入ったとたん!

私にはクリエイティブな才能を表すオレンジのオーラが全身から噴出するかのように・・・・

・・・・見えませんでした(笑)

なーんにも(涙)

やっぱ、ないのか・・・才能なんて・・・(ボショボショ・・・)



でもなんと我が家のカミサンには見えたそうです。

自分の5本の指先から白い靄(もや)のようなものがしゅるる~と延びているのが・・・・

そして次女(7歳)にもグリーンのオーラが自分の指先から出ているのが判ったそうです。

カミサンはその後マウナ・ケア山頂でも同じように見えたといいますから、

本物のスピリチュアル親子かも!?

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楽園への扉★キラウエアの陽光








太陽は東から昇り

そして西に沈む

ただそれだけの摂理に

人々は神を感じ

物語に神を刻んだ。

ここに立ち、その陽光を浴びた時

私はそれを理解した。






ハワイ島の隣の島、マウイにはこんな神話があります。

その昔、マウイ島には伝説の英雄マウイという若者がいました。

彼はものすごい力の持ち主で、島を釣りあげるというダイナミックな伝説を持ってます。

しかし彼はもっと凄いことをやってのけたのです。

それは空を持ち上げた事!

その昔、まだ空は低く、地面すれすれのところにありました。

植物も人間も窮屈な生活を強いられていたそうです。

そこで立ち上がったのがマウイ!

空を軽々と持ち上げ、木の上の高さまで持ち上げました。

次に山の頂上の高さまで持ち上げ、そして遂にえいっと今の高度まで空を放り投げたということです。



ところが、空が高くなった弊害が現れます。

太陽は通り抜けやすくなったためものすごいスピードで空を横切るようになりました。

昼の時間が極端に短くなったのです。

人々は困り果てます。

そこで英雄マウイは再び立ち上がります、この太陽を懲らしめるために。

マウイは太陽を待ち伏せし、遂に16本ある太陽の足を縛りつけ、斧を振りかざし太陽に迫ります。

太陽は命乞いし、もっとゆっくり動くこと、そして夏と冬は日没までの時間を変えることを

約束し開放された、ということです。



我々はこの英雄マウイに感謝しなければなりませんね!

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楽園への扉★風を感じて(ハワイ島キラウエア)










風が吹く

否応(いやおう)なしに風が吹く



人間よ

受け止めよ、我が吐息を

人間よ

思い知れ、我が力を



風が吹く

否応(いやおう)なしに風が吹く




ハワイ島のキラウエアの風は結構強烈です。

遥か彼方に見えるなだらかな山はマウナ・ロア。

ハワイ語で「長い山」という意味ですが、まさにその名の通りの山です。

なだらかに続く丘陵を持つこの山は標高4169mという高さも圧倒的ですが

この山の体積は約42,000立方km、ざっと富士山の30倍、世界一の体積を誇ってます。

東の方から貿易風(トレード・ウィンド)が海を渡って吹き付けてきます。

マウナ・ロアにぶつかり、このなだらかな丘陵を這うように

強い風がキラウエアの溶岩大地を駆け抜けていきます。



ここに立って風を受けていると、思います。

これはペレの吐息ではないか、と。









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